腸内細菌は、どこからやってくるのでしょうか?

腸内細菌は、母親の胎内で無菌の状態から始まります。出産後、産道を通ったり、母親や周りの環境から主に細菌をもらい、それが赤ちゃんの腸内に入り込み、腸内細菌として増殖していきます。子どもの頃はまだ胃酸の働きが弱いので、食べ物に含まれる細菌や口腔内細菌が腸にまで達して、腸内細菌叢の原型が3歳までに形成されると言われています。

「口から入ってくる量なんて、大したことないのでは?」と思われるかもしれませんが、腸内細菌はエサがあれば腸の中でどんどん増殖していきます。

(IBDプラス編集部)

石川大先生
順天堂大学 消化器内科 准教授
石川大先生
2001年 岩手医科大学医学部卒業、順天堂大学医学部附属順天堂医院研修医
2004年 順天堂大学医学部消化器内科学講座入局
2009年 米国Case Western Reserve University, IBD Research Center留学
2011年 順天堂大学大学院医学研究科修了博士(医学)
2011年 順天堂東京江東高齢者医療センター消化器内科学助教
2014年 順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科学講座助教
2016年 順天堂大学医学部附属順天堂医院消化器内科学講座准教授

〈資格・所属学会〉
医学博士
日本内科学会(認定医)
日本医師会(認定産業医)
日本消化器病学会(専門医・指導医)
日本消化器内視鏡学会(専門医・指導医)
日本炎症性腸疾患学会
消化器免疫学会
国際粘膜免疫学会
日本消化器病学会(関東支部評議員)

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