【IBD食事のキホン】IBD患者さんが防災用に準備しておくと良い食べ物は?

ライフ・はたらく2023/3/27

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災害

「IBDレシピ」でおなじみ、管理栄養士のIzumi Ohbaさんに、食事や栄養に関するさまざまなギモンにお答えいただきます。今回は、いつ起こるかわからない「災害」をテーマに、IBD患者さんでも食べられる「防災バッグに準備しておくと良い食べ物」について伺いました。

ポイントまとめ

  • 魚の缶詰、アルファ化米、レトルトのおかゆはマスト!
  • パッククッキングを覚えておくと便利
  • スティック状のジャムやケチャップも使える
  • 避難したら「特殊栄養食品ステーション」を探してみよう

Q:IBD患者さんが防災用に準備しておくと良い食べ物は?

防災バッグに、水煮ツナ缶など魚の缶詰、アルファ化米やレトルトのおかゆは入れておくようにしましょう。私たち栄養士は「パッククッキング」もよくやっています。普通のお米でもパッククッキングだと簡単にすぐに炊けるので、覚えておくと安心です。

一般的にはチョコレートや乾パンも入れることが多いですが脂質が気になると思うので、スティック状のジャム、甘いのが苦手な人はスティック状のトマトケチャップを入れても良いと思います。トマトケチャップだけ舐めるのは抵抗があるかもしれませんが、もしもの時のために入れておくと便利です。氷砂糖なども良いですね。

また、実際に災害が発生し、避難した時には、周辺に「特殊栄養食品ステーション」がないか探してみましょう。今は、「二次災害」が非常に心配されています。特に持病のある方が食べる物がなく二次災害に遭いやすいということで、災害時はすぐに特殊栄養食品ステーションを立ち上げることになっており、私たちも「日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)」の赤いジャンパーを着て駆けつけることになっています。

※患者さん個々人の状況によって食べられるもの・食べられないものが大きく異なるため、記事の内容が全員に該当するわけではありません。医師や栄養士など、専門家によく相談しましょう。

(IBDプラス編集部)

監修者プロフィール

栄養士のプロフィール

管理栄養士

Izumi Ohba

病院栄養士、調理師養成専門学校教員などを経て、現在は介護福祉施設栄養士。家族がIBD患者。得意分野は嚥下調整食。簡単で、すぐできて、おいしいレシピ作りを心がけています。彩り豊かで楽しいお食事を!!

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