ゼポジア、中等症~重症の潰瘍性大腸炎に対する経口薬として承認取得

ニュース2025/1/17

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「S1P受容体調節剤」という新規作用機序をもつ1日1回の経口薬

ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社は、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調節剤である「ゼポジア(R)(製品名:「ゼポジア(R)カプセルスターターパック」「ゼポジア(R)カプセル 0.92mg」、一般名:オザニモド塩酸塩、以下ゼポジア)について、既存治療で効果不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎の治療薬として、製造販売承認を取得したと発表しました。

ゼポジアは、S1P受容体調節剤で、S1P受容体1と5に高親和性で結合し、リンパ球遊走の上流で作用する潰瘍性大腸炎治療に対する新規作用機序の治療薬。1日1回の経口での服用が可能で、利便性の高さも特徴です。

同剤は「Zeposia(R)」の製品名で、再発型多発性硬化症の成人患者さんおよび中等症~重症の活動性潰瘍性大腸炎の患者さんに対する治療薬として、2020年以降、米国・欧州など多くの国で承認されています。

今回の承認は、日本人の中等症~重症の活動性潰瘍性大腸炎患者さんを対象とした国内第2/3相試験(RPC01-3103試験=J-True North試験)の結果に基づいています。同試験では、臨床的有効性ならびに粘膜治癒を含む内視鏡的および組織学的な疾患活動性に対する有効性が認められ、さらに治療効果は長期にわたり持続し、安全性プロファイルも良好であると確認されました。

同社は「今回の承認により、ゼポジアが中等症~重症の潰瘍性大腸炎患者さんの新たな治療選択肢となり、QOL向上に貢献することを期待しています」と、述べています。

(IBDプラス編集部)

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