IBDの新薬開発を進めるステリック社を田辺三菱製薬が買収
ニュース | 2017/11/15
腸の粘膜に注射する、次世代の医薬品
潰瘍性大腸炎やクローン病の治療薬「レミケード」を製造販売する田辺三菱製薬株式会社は11月1日、株式会社ステリック再生医科学研究所(ステリック社)を買収することを発表しました。
ステリック社は、潰瘍性大腸炎とクローン病を適応症とした新薬の開発を、ドイツと日本で進めています。この新薬は、内視鏡で腸内を確認しながら腸の粘膜に注射する薬品で、「核酸医薬品」と呼ばれ期待されている次世代の医薬品の一種です。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患を含む、「自己免疫疾患」は、田辺三菱製薬が力を入れている領域のひとつ。ステリック社の新薬は、健康な人を対象として、副作用などを確認する試験が終わった段階ですが、今後の展開が期待されます。
(IBDプラス編集部)
IBDプラスからのお知らせ
治療の選択肢が広がる「治験」に参加してみませんか?IBD治験情報サービスへの無料登録はこちら会員限定の情報が手に入る、IBDプラスの会員になりませんか?
IBDプラス会員になるとこんな特典があります!
- 1. 最新のニュースやお得な情報が届く
- 2. 会員限定記事が読める
- 3. アンケート結果ダウンロード版がもらえる