日本初、泡状の潰瘍性大腸炎治療薬、発売開始-EAファーマとキッセイ薬品工業

ニュース2017/12/15

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泡状だから、局所に留まり漏れにくい

「レクタブル2mg(R)注腸フォーム14回」本体(アプリケーター装着時)
「レクタブル2mg(R)注腸フォーム14回」本体
(アプリケーター装着時)
(画像はプレスリリースより)

EAファーマ株式会社とキッセイ薬品工業株式会社は、潰瘍性大腸炎治療薬「レクタブル(R)2mg注腸フォーム14回」を12月7日に発売開始したと発表しました。適応は潰瘍性大腸炎(重症を除く)。同剤は日本初となる泡状の注腸製剤で、直腸やS状結腸に届いた泡(薬剤)が局所に留まりやすく、投与後に薬剤が漏れにくいと期待されています。

同剤はドイツで開発されました。2006年にイギリスで潰瘍性大腸炎治療薬として当局から承認を受け、今では世界36か国で使われています。日本では、全国のIBD患者会27団体が、同剤の早期開発要望を提出、EAファーマとキッセイ薬品工業が共同で、日本で使用するための開発を進めてきました。

使われている薬剤は、「ブデソニド」というステロイド薬の一種です。ステロイドは全身性の副作用がしばしば問題になりますが、同剤は泡状で、泡となった薬剤が局所に留まって作用することから、全身性の副作用も軽減できると考えられています。

(IBDプラス編集部)

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