潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠120mg」発売
ニュース | 2022/6/3
中等症の潰瘍性大腸炎患者さんの「飲み薬」
EAファーマ株式会社とキッセイ薬品工業株式会社は5月30日、潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ(R)錠120mg」(一般名:カロテグラストメチル)を発売したと発表しました。
カログラ錠は、EAファーマが独自に創製した低分子化合物で、経口投与可能なα4インテグリン阻害剤として世界で初めて承認された薬剤です。炎症性細胞表面で働く「α4β1インテグリン」と「α4β7インテグリン」のどちらにも作用し、潰瘍性大腸炎患者さんの大腸粘膜病変部位に認められる炎症性細胞の過度な集積・浸潤を抑制することで、抗炎症作用を発揮すると考えられています。
EAファーマとキッセイ薬品は2015年以降、共同でカログラ錠の開発を進めており、2022年3月28日にEAファーマが日本において製造販売承認を取得しました。
中等症の成人は1回960mgを1日3回食後に服用します(5-アミノサリチル酸製剤による治療で効果不十分な場合に限る)。
(IBDプラス編集部)
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