クローン病の影響?顔や身体にアトピー性皮膚炎のような赤みが出ます

医師と患者のお悩み相談2026/4/6

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20才の息子です。16才でクローン病と診断。レミケード→ヒュミラ→ステラーラ→リンヴォックと薬の変更を経て内視鏡的寛解2年目です。現在はリンヴォック、ミヤBM、ペンタサ、エレンタール2袋、ステラーラで、おなかは落ち着いていたのですが、アトピーのような赤みが顔、腕に発生し始めました。

皮膚科の先生に相談したところ、「リンヴォックがいいのでは?」とのことで変更しました。変更後、赤みも引き、落ち着いていたのですが、15mgに量を減らしてしばらくすると赤みが出始め、最近は運動後や体を動かした後など、顔の赤みが目立ちます。しばらくすると引く時もありますが、しばらく続くこともあります。

やはりクローン病の影響でしょうか?現在は朝晩に皮膚科からもらったヒルドイドローション0.3%を塗っています。クローン病で皮膚疾患を伴う方の記事を拝見したことがないので、ご意見伺いたいと思います。
(しなおさん 息子さんがクローン病歴4年)

三枝先生

IBD連携専門医
三枝先生からの回答

クローン病は腹部症状のほかに、皮膚や関節などに症状が出る場合があります(腸管外合併症)。クローン病の皮膚合併症かどうかは診察してみないとわかりません。しかし、リンヴォックなど免疫に作用する薬の増減で症状改善・悪化があるのであれば、何らかの免疫性皮膚炎、つまりクローン病の合併症である可能性は否定できません。また、皮膚疾患にリンヴォックが良いかどうかは、クローン病を担当している先生にも相談してみてください。おそらく皮膚科の先生は、リンヴォックがアトピー性皮膚炎にも効果があるため、良いとおっしゃったのではないでしょうか。また、皮膚科の先生に免疫の専門家である膠原病科の先生を紹介してもらい、診察を受けてみるのも良いかもしれません。

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三枝陽一先生
淵野辺総合病院 内科 内視鏡副室長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
2025年 淵野辺総合病院 内科 内視鏡副室長

<学会資格>
日本炎症性腸疾患学会 IBD連携専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

【三枝先生のIBD診療】
淵野辺総合病院ホームページ
お問い合わせ:042-754-2222(代表)/予約センター:042-754-3271

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