東京医科歯科大学と日立、難病診断支援を中心とした連携協定を締結

ニュース2018/5/11

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両者の強みを活かして難病診断を迅速で確実なものに

医療費の増大が社会問題となっている日本。治療についても、費用に対する効果の観点から見直されるようになってきています。しかし、潰瘍性大腸炎やクローン病など、診断や治療が難しい難病では、診断されるまでに、本来必要ではない検査をたくさん受けたり、別の病気と診断されてしばらくの間効き目が乏しい治療を受けていたという方もいるかもしれません。

東京医科歯科大学と株式会社日立製作所は、2018年4月19日付けで「TMDUオープンイノベーション制度」に基づく連携協定を締結し、難病の診断支援を中心に、医療・健康分野での研究開発や事業、および人材の教育や育成などに関する取り組みを行うと発表しました。連携の戦略的な目標として「難病診断支援技術の体系化により、医療の高度化・効率化をめざす」ということが掲げられています。

診断や治療が難しい疾患を、早期に的確に診断することができれば、患者の生活の質(QOL)が向上し、医療費の削減にもつながると考えられます。東京医科歯科大学と日立製作所は、今回の連携で両者の強みを活かして、人工知能(AI)やICTを活用した診断の体系化や医療機器などの開発に取り組み、将来的には新薬や新しい治療技術の開発も視野に、臨床と開発が一体となった体制づくりをしていきたいと述べています。

(IBDプラス編集部)

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