ステラーラの最新データを学会で発表―ヤンセン
ニュース | 2017/11/29
投与開始後、1日目から下痢や腹痛などの症状が改善
2017年10月28日~11月1日にかけて、スペイン・バルセロナで開催された欧州消化器病週間(UEGW)。ヤンセンファーマ株式会社は11月15日、ヤンセン・シラグ・インターナショナル社がUEGWで、ステラーラの最新データを発表したことを明らかにしました。ステラーラは、2017年3月にクローン病の適応追加の承認を取得。中等症から重症のクローン病患者で、従来の治療方法では効果がでない場合に限り投与されています。
今回発表されたのは、抗TNF-α抗体では治療効果が十分得られなかった患者を対象に、ステラーラを投与して2週間の時点で、クローン病の症状がどの程度改善したかを評価したデータ。症状改善の程度は、1日あたりの下痢の頻度や腹痛、全般的な健康状態に関する患者からの報告に基づいて評価されました。その結果、ステラーラの投与を開始して1日目から症状が改善しはじめ、8日目以降も改善が続くことが示されました。
アメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校のサンドボーン教授は「ステラーラの投与で、多くの患者さんが1~2週間以内にクローン病の症状を軽減できることを示す結果。希望を与えてくれる」と述べました。
(IBDプラス編集部)
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