オンボー皮下注製剤、活動期クローン病向けに新発売
ニュース | 2025/5/29
点滴静注製剤による治療を完了した患者さんが対象
日本イーライリリー株式会社と持田製薬株式会社は、「オンボー(R)皮下注200mgオートインジェクター」(2025年6月23日発売)と「オンボー(R)皮下注200mgシリンジ」(2025年8月中旬発売)[一般名:ミリキズマブ(遺伝子組換え)]について、中等症~重症の活動期クローン病(CD)治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)に対する効能または効果で薬価基準に収載されたことを受け、新たに発売すると発表しました。
オンボーは、ヒト化IL-23p19モノクローナル抗体。オンボー皮下注製剤は、既存治療で効果が不十分な中等症~重症の活動期CDに対し、オンボー点滴静注製剤による治療終了4週後から、成人患者さんには通常1回300mgを4週間隔で皮下投与します。
皮下注製剤の登場で生活スタイルに合わせた治療が可能に
オンボー200mg皮下注製剤が発売されることで、患者さん一人ひとりが生活スタイルに合った治療を選択できるようになり、生活の質(QOL)向上につながると期待されます。
なお、日本国内では、日本イーライリリーが製品を供給し、持田製薬が流通・販売、および情報提供活動を担当するとのことです。
(IBDプラス編集部)