【IBD白書2020 番外編】病気のこと、誰に相談する?男女別に調べてみた!

ニュース , 白書20202021/6/25

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2018年と2020年の2回にわたり実施したアンケート調査「IBD白書」。白書を読んでくださった方から「意外な結果もあって、新たな気づきがあった!」「患者友達がいないのでとてもためになりました」などの、うれしい声をたくさんいただいています。アンケートに回答してくださった皆さん一人ひとりの声が、白書を読んだほかの患者さんたちの力や支えになっているんですね!

今回はちょっと視点を変え、疾患別ではなく「男女別」で解析を実施。男女差が顕著に見られた項目をピックアップして紹介します。

解析対象:「IBD白書2020」の回答のうち、性別が判明している潰瘍性大腸炎またはクローン病の男性100人、女性119人

医療スタッフに相談しているのは男性が多く、患者さん同士で交流しているのは女性が多い

定期的な通院が欠かせないIBD患者さんにとって、最も身近な相談相手は、主治医の先生や看護師さんをはじめとする医療スタッフと言えるでしょう。

そこで、「潰瘍性大腸炎やクローン病の治療について、医師や看護師など医療スタッフに相談することはありますか」という質問を男女別に解析した結果、統計学的に有意に「治療について相談することがあるのは、男性の方が多い」ということがわかりました。

「潰瘍性大腸炎やクローン病の治療について、医師や看護師など医療スタッフに相談することはありますか」という質問を男女別に解析した結果、統計学的に有意に「治療について相談することがあるのは、男性の方が多い」ということがわかりました。

一方、「患者会に限らず、患者同士で交流していますか」という質問を解析した結果では、統計学的に有意に「患者同士で交流しているのは、女性の方が多い」ということがわかりました。

「患者会に限らず、患者同士で交流していますか」という質問を解析した結果では、統計学的に有意に「患者同士で交流しているのは、女性の方が多い」ということがわかりました。

ここからはIBDプラス編集部の推測ですが、男性は「根拠のある明確な答えが欲しい」という人が多いのかもしれません。また、女性に比べて男性は「自分の弱い部分をあまり他人に見せたくない」という気持ちが強いのかもしれないですね。その点、IBDに関する知識が豊富で、気持ちに寄り添ってくれる医療スタッフと対話する時間は、清涼剤のような役割を果たしているのかもしれません。

一方、女性は「病気の悩みだけじゃなく、それ以外のことも話せる仲間が欲しい」という人が多いのかな、と思いました。数人の患者さんから「最初は病気の情報交換をするために会ったけど、いつの間にかプライベートでも会う大の仲良しになった!食事のことも気を使わなくていいし一緒にいてラク♪」というような微笑ましいお話を聞いたことがあります。似たような経験がある女性の患者さん、いませんか?(たまたま?)

トイレの場所を常にチェックしているのは、男性と女性でどちらが多い?

「外出時にトイレの場所を常にチェックしていますか」という質問について、IBDプラス編集部は、統計学的に有意に「女性が多い」と予想したのですが、意外にも有意差は出ず、そればかりか、男性の方がチェックしている割合が高い(男性73%、女性66.4%)ことがわかりました!男性社員に聞いたところ、「男性のトイレは個室が少ないから、おなかの調子が悪かったら不安になります」とのこと。確かにそうですね。まだまだ見えてないことがたくさんあるのだと実感させられました。

いかがでしたでしょうか?「IBD白書男女別解析」(PDF)では、今回紹介した以外にも、男女別の解析結果を紹介しています。IBDプラスの会員さん限定で無料公開中ですので、興味のある方はぜひご覧ください。

(IBDプラス編集部)

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