潰瘍性大腸炎です。これ以上薬は増やせないと言われましたが、このままで良いか不安です
医師と患者のお悩み相談 | 2023/7/25 更新
発症時、排便時に便の周りに出血があり受診し、大腸内視鏡検査をして、潰瘍性大腸炎と診断されました。当時から、メサラジンを朝、昼、夕と400mgの腸溶錠を2カプセル飲んでおり、1年経過しましたが出血も時にあり、活動期まではいかないのかもしれませんが寛解ではない状態が続いています。食事は活動期のような制限を続けています。血液検査は受診時の月に1回しております。ASTとALTの値が今年はじめより高くなり、今はAST60 ALT91くらいをいったりきたりしています。
医師は「これ以上薬の量を増やすと値が高くなるので、増やせない」とのこと。また「まだ若いから子どもを授かることもあるだろうから、薬の量を増やさない方がいいかな」とも言われました。病院は外科胃腸科のある地域の総合病院へ行っています。他にも潰瘍性大腸炎の患者さんはおられるようです。先生は信頼しておりますが、このままで良くなるのか不安になります。治療法としてはどうなのでしょうか。
(RMさん 潰瘍性大腸炎歴1年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
潰瘍性大腸炎が寛解されておらず肝障害の副作用があるなら、主治医の先生に薬の変更を相談してみてはいかがでしょうか。近年は潰瘍性大腸炎の薬が多数あります。メサラジンは確かに良い薬ですが、副作用などで使えない患者さんは少なからずいます。それを「5-ASA不耐」と言います。5-ASA不耐の場合は、他の薬で治療し寛解を目指します。
潰瘍性大腸炎が寛解している方が、妊娠率が上がりますし、妊娠出産には有利です。軽度肝障害も、長期に継続するのはよくありません。潰瘍性大腸炎の内科診療や薬については、消化器内科の先生が得意です。外科の先生だけでなく、内科の先生の意見も聞いても良いかもしれません。
参考リンク
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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