高額な医療費で家族にも負担が…。現在の治療の辞退も考えるべきでしょうか?

医師と患者のお悩み相談2025/4/21

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寛解後に退院しましたが、その後の点滴治療スキリ−ジとオートドーザーの高額医療費に、私も含め家族にも負担をかけています。指定難病申請は既にしましたが、毎月7万円も点滴治療代として掛かるのは治療するより苦痛です。どうしたら良いでしょうか?今後の点滴辞退も考えた方がよろしいですか?アドバイスお願いします。
(明石市内のマサヒロさん クローン病歴29年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

指定難病の受給者証が届くまでには約3か月かかります。しかし、重症度分類を満たしていると診断された日から助成開始となるので、手続きをすれば還付を受けられます。その間のレシートを必ず取っておいてください。そして医療費還付を受けてください。そうすれば、高額な治療や入院をしても、年収に応じて、医療費の上限が3万円、2万円、1万円、5,000円になります。今は通常の保険診療なので7万円と高額になってしまっています。一時的に患者さんが高額な医療費を支払う形になり、その負担はお辛いと思います。しかし、後で救済が受けられますので、症状が良くなっているのであれば、治療を継続されてはいかがでしょうか。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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