海外60か国で使われている潰瘍性大腸炎治療薬「ベドリズマブ」の製造販売承認を申請-武田薬品
ニュース | 2017/9/1
海外では「エンティビオ」の製品名で発売
武田薬品工業株式会社は8月22日、中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎に対する治療薬として、ベドリズマブの製造販売承認申請を行ったと発表しました。
ベドリズマブは、標準療法または抗TNFα抗体による治療に対して効果不十分、効果減弱がみられた、または不耐性の中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎とクローン病に対する治療薬として、海外では「Entyvio」の製品名で既に発売。11万3000人以上の患者さんに使用されており、同社の主力製品のひとつとなっています。
同社の部谷敏郎日本開発センター所長は、「潰瘍性大腸炎は若年成人での罹患率が高い、慢性かつ進行性の炎症性腸疾患です。下痢や直腸出血、便失禁、腹痛などの症状を伴い、患者さんのQuality of Life (QOL)に大きな影響を及ぼします。今回の申請を通して、近年増え続けている日本の潰瘍性大腸炎患者さんに、新たな治療オプションをお届けするための第一歩を踏み出せたことを誇りに思います」とコメントしました。
(IBDプラス編集部)
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