治療と仕事の両立支援へ、厚労省が新資料公開

ニュース2018/4/4

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「難病に関する留意事項」ではIBDも例示

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は若い世代の患者も多く、仕事をしながら治療を続けている方もいます。厚生労働省は3月26日、治療と仕事の両立支援に関するガイドラインの新たな参考資料として、「企業・医療機関連携マニュアル」と「難病に関する留意事項」を公表しました。

「難病に関する留意事項」では、就労世代に多い主な難病として、潰瘍性大腸炎とクローン病を筆頭に挙げ、「一般に病気を理由に仕事を制限することはないが、過労や過度のストレスで増悪することもあるため、疲れを残さないよう注意が必要である」としています。さらに同注意事項では、難病全般に共通していえる症状や治療について説明しているほか、両立支援に当たって、症状や治療、メンタルヘルスの面で必要な配慮などについても解説しています。

企業と医療機関の情報のやりとりも具体的に解説

同時に公表された「企業・医療機関連携マニュアル」では、企業と医療機関が情報のやりとりを行う際の参考となるよう、企業側が勤務情報を主治医に提供する際の様式例など、ガイドラインに掲載されている情報共有の様式例に沿って、具体的な作成のポイントを提示しています。

これらの取り組みが定着し、病気を抱えて働く方々に対する理解と支援が広がることが期待されます。

(IBDプラス編集部)

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