新しい「大腸内視鏡検査用スコープ」を発売、挿入しやすく身体の負担を軽減
ニュース | 2020/6/2
高性能のカメラで、病変の早期発見も可能に
富士フイルム株式会社は、内視鏡システムの光源にレーザーを用いた内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」用の下部消化管用スコープの新ラインアップとして、拡大スコープ「EC-L600ZW7」と極細径スコープ「EC-L600XP7/L」を、富士フイルムメディカル株式会社を通じて同日より発売を開始したと発表しました。
これらのスコープには、以下のような特徴があるそうです。
(1)先端が軟らかく曲がり、曲がった後は真っすぐに戻りやすいので、大腸内視鏡検査時の身体的負担を軽減
(2)イメージセンサーと画像処理技術を組み合わせることで、より精細な静止画と動画を見ることができ、病変の早期発見が可能に
(3)光学拡大倍率最大約145倍、近接1.5mmから観察可能なレンズで粘膜表層を詳細に観察できるので、病変の早期発見が可能に
(4)1,690mmの長さがあるので、炎症、癒着、腸管が長いなど、特殊な症例にも対応可能
IBD診療を進めるうえで、とても重要な内視鏡検査。しかし、「わかっているけど、気が重い」という人が多いのが現状です。今後も身体的負担が少ない検査機器が登場してくれることを願います。
(IBDプラス編集部)
IBDプラスからのお知らせ
治療の選択肢が広がる「治験」に参加してみませんか?IBD治験情報サービスへの無料登録はこちら会員限定の情報が手に入る、IBDプラスの会員になりませんか?
IBDプラス会員になるとこんな特典があります!
- 1. 最新のニュースやお得な情報が届く
- 2. 会員限定記事が読める
- 3. アンケート結果ダウンロード版がもらえる