「ネスコートCp オート」が保険適用追加、IBD診断補助・クローン病の病態把握補助
ニュース | 2024/1/16
便中カルプロテクチン濃度を約10分で測定、便中ヘモグロビンも同時測定可能
アルフレッサ ホールディングスの子会社であるアルフレッサファーマ株式会社は、製造販売している体外診断用医薬品カルプロテクチンキット「ネスコート(R) Cp オート」が、炎症性腸疾患(IBD)の診断補助及び病態把握の補助として、使用目的(臨床的意義)変更が薬事承認され、2024年1月1日に保険収載されたと発表しました。
「ネスコートCp オート」は、糞便中のカルプロテクチンを測定する体外診断用医薬品で、潰瘍性大腸炎の病態を医師が把握するために使用されています。同製品は、同社が販売する「ヘモテクト NS-Prime(R)」もしくは「全自動便尿分析装置 AA01」を用いて、便に含まれるカルプロテクチン濃度を約10分で測定でき、また、便潜血検査と同じ採便容器を用いて同時に便中ヘモグロビンの測定も可能です。
「IBD診断補助」と「クローン病の病態把握の補助」にも保険適用
今回、同製品の使用目的が「IBDの診断補助及び病態把握の補助」へ変更となったことで、これまでの「潰瘍性大腸炎の病態把握の補助」に加え、「IBDの診断補助」および「クローン病の病態把握の補助」にも適用が可能となりました。
同社は「IBDの診断・治療に本製品がより広く利用してもらえるよう、さらなる普及活動を推進し、患者の身体的な負担および経済的な負担の軽減に貢献していく」と、述べています。
(IBDプラス編集部)
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