クローン病に対するグセルクマブの国際共同試験の成績がLancet関連誌に掲載

ニュース2023/12/28

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IBDで3剤目のIL-23p19に対する「モノクローナル抗体」

杏林大学医学部消化器内科学教室の研究グループは、中等症から重症のクローン病の治療薬に対する国際共同試験の成績が、世界で最も評価の高い医学雑誌の一つに掲載されたと発表しました。

IBDの分野では国際共同治験が行われることが一般的になり、欧米と日本のドラッグ・ラグはほとんどなくなってきています。

今回、第2相ランダム化二重盲検プラセボ比較試験で、グセルクマブによる寛解維持の安全性と有用性を見出し、「Lancet Gastroenterology and Hepatology」に12月14日付けで掲載されました。

グセルクマブは、インターロイキン23(IL-23)のp19タンパク質に対するモノクローナル抗体です。炎症性腸疾患(IBD)ではIL-23を標的とした治療の有効性が高く注目されており、グセルクマブは3剤目のIL-23p19に対する「モノクローナル抗体」になります。

研究グループは「本学医学部付属病院消化器内科も炎症性腸疾患包括医療センター(Interdisciplinary Center for Inflammatory Bowel Disease: ICIBD)の重要な活動の一つとして、多くの国際共同治験に参加している」と、述べています。

(IBDプラス編集部)

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