カログラ、中等症の活動期潰瘍性大腸炎に対する経口薬として承認取得

ニュース2022/6/2 更新

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世界で初めて承認された、経口投与可能な「α4インテグリン阻害剤」

EAファーマ株式会社とキッセイ薬品工業株式会社は3月28日、EAファーマが日本において、潰瘍性大腸炎治療薬「カログラ錠(R)120mg」(一般名:カロテグラストメチル)の製造販売承認を取得したと発表しました。

カログラ錠は、EAファーマが独自に創製した低分子化合物で、経口投与可能なα4インテグリン阻害剤として世界で初めて承認された薬剤です。炎症性細胞表面で働く「α4β1インテグリン」と「α4β7インテグリン」のどちらにも作用し、潰瘍性大腸炎患の大腸粘膜病変部位に認められる炎症性細胞の過度な集積・浸潤を抑制することで、抗炎症作用を発揮すると考えられています。同剤は、成人は1回960mgを1日3回食後に服用します。

EAファーマとキッセイ薬品は2015年以降、共同で同剤の開発を進めてきました。今回の製造販売承認は、標準薬の「5-アミノサリチル酸製剤」で効果不十分または不耐だった、中等度活動期の潰瘍性大腸炎患者さんを対象に行った第3相臨床試験などの結果に基づくものです。同試験で有効性はもちろんのこと、粘膜寛解率なども統計学的に有意な改善が認められたということです。また、安全性も確認されたとしています。

(IBDプラス編集部)

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