クローン病患者の学校生活をサポートする冊子が誕生
ニュース | 2017/12/27
医師監修のもと、教師や保護者の意見も取り入れ
発症年齢が若く、小学生や中学生で発症する患者も多いクローン病。活動期には急な腹痛や発熱が起こることがあるうえ、場合によっては成分栄養剤の摂取が必要なこともあり、学校生活を送るうえで、周囲の理解は欠かせません。
IBDネットワークは、小中高校教職員にクローン病について理解を深めてもらうためのガイドブック「先生、クローン病のこと知ってください」を刊行しました。クローン病という病気や発症年齢、症状、治療の説明のほか、学校全体で取り組んでもらいたいこと、クラスで取り組んでもらいたいことなどを、医師監修のもと、具体的に解説しています。
学校全体やクラスで必要な取り組みを具体的に記載
同冊子の作成にあたっては、教師や保護者の意見も取り入れたとのこと。学校全体として取り組んでもらいたいこととして、保健室や職員用トイレの使用許可についてや、単位取得や進級についてなど、患者本人や保護者の立場ではなかなか相談しにくい内容についてもしっかり解説。巻末には、「先生へのクローン病症状説明データ」も付いており、患者本人の症状や現在の状態を具体的に記載できます。このシートを使えば、必要な情報を確実に先生に伝えられそうです。
同冊子の入手は、IBDネットワークのウェブサイトから。無償で自由にダウンロードできます。若い患者さんの未来のために、役に立つツールとなりそうです。
(IBDプラス編集部)
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