アッヴィ、国内でリンヴォックの新規剤型「リンヴォック45mg錠」発売
ニュース | 2022/11/21
既存治療で効果不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入・維持療法に使用されるJAK阻害剤
アッヴィ合同会社は11月17日、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「リンヴォック(R)」(以下、リンヴォック)の新規剤形「リンヴォック錠45mg」を本日より発売したと発表しました。
リンヴォックは低分子のJAK阻害剤で、2020年に関節リウマチ、関節症性乾癬(乾癬性関節炎)、アトピー性皮膚炎、強直性脊椎炎の治療薬として、さらに同年9月には、既存治療で効果不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入および維持療法の治療薬として適応追加承認されています。
同剤は1日1回投与の経口剤です。潰瘍性大腸炎における用法及び用量は 「導入療法では、通常、成人にはウパダシチニブとして45mgを1日1回8週間経口投与する。なお、効果不十分な場合はさらに8週間投与することができる。維持療法では、通常、成人にはウパダシチニブとして15mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて30mgを1日1回投与することができる」 となっています。
新規剤形の追加が服薬時の負担軽減につながることに期待
潰瘍性大腸炎の治療に新たな選択肢として「45mg錠」が加わることで、45mg錠1回投与で服薬する錠剤数を減らし、患者さんの服薬時の負担軽減につながることが期待されます。
また、全ての剤形において、包装規格を従来の1枚10錠入りのシートから、1枚7錠入りのウィークリーシートに順次、切り替えるとしています。1週間の服用を1シートで管理することで、飲み忘れ防止など患者さんの服薬コンプライアンスの向上も期待されます。
(IBDプラス編集部)
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