インフリキシマブBS点滴静注用100mg「ファイザー」発売
ニュース | 2018/12/12
一般名はインフリキシマブ(遺伝子組換え)[インフリキシマブ後続3]
ファイザー株式会社は12月10日、インフリキシマブBS点滴静注用100mg「ファイザー」(一般名:インフリキシマブ(遺伝子組換え)[インフリキシマブ後続3])を発売したと発表しました。
同剤は、抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「インフリキシマブ(遺伝子組換え)」のバイオ後続品(バイオシミラー)で、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病、尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬および乾癬性紅皮症の治療薬です。また同剤は、同社としては初めて国内で承認を取得したバイオシミラーとなりました。
同社は、世界的にバイオ医薬品で30年以上、バイオシミラーで10年以上の実績を有しており、同社のバイオシミラーは、新薬と同様、開発から製造、品質、供給まで一貫した管理体制の中で管理されているそうです。
なお、潰瘍性大腸炎ならびにクローン病の効能・効果、用法・容量は以下の通りです。詳しくは添付文書等をご確認ください。
効能・効果
次のいずれかの状態を示すクローン病の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
・中等度から重度の活動期にある患者
・外瘻を有する患者
・中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)
用法・容量
<クローン病>
通常、インフリキシマブ(遺伝子組換え)[インフリキシマブ後続3]として、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。なお、6週の投与以後、効果が減弱した場合には、体重1kg当たり10mgを1回の投与量とすることができる。投与間隔を短縮する場合は、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし、最短4週間の間隔で投与することができる。
<潰瘍性大腸炎>
通常、インフリキシマブ(遺伝子組換え)[インフリキシマブ後続3]として、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。
(IBDプラス編集部)
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