食事による腸内細菌の変化で炎症抑制物質「IL-10」が産生されると判明

ニュース2020/6/12

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IL-10が鍵となって糖尿病治療に、IBD治療につながることにも期待

東大病院 糖尿病・代謝内科の戸田郷太郎病院診療医、山内敏正教授、糖尿病・生活習慣病予防講座 門脇孝特任教授(研究当時、現・虎ノ門病院院長)、国立国際医療研究センター研究所の植木浩二郎糖尿病研究センター長らの研究グループは、食事によって腸内細菌が大きく変化し、その刺激を受けた免疫細胞が「インターロイキン10(IL-10)」という炎症抑制物質を出し、これがインスリンとともに食後高血糖を防いでいることを発見したと発表しました。

肥満や糖尿病には「慢性炎症」が大きく関わっていることが知られています。今回の研究では、食事をすると小腸の中にいる「LPS産生菌」が一時的に増え、これがきっかけでマクロファージという免疫細胞がIL-10を産生。このIL-10がインスリンと共同で働くことで、正常な食後血糖が維持されるという仕組みが、初めて明らかになりました。

研究グループは「腸内細菌の正常化が、肥満・糖尿病の新たな治療法になり得る」と述べています。

「IL-10の働きを利用して、肥満や糖尿病の治療ができるかも?」という研究結果でしたが、IL-10は自己免疫の抑制にも重要な物質。自己免疫疾患とされるIBDの治療につながる可能性にも期待したいですね!

(IBDプラス編集部)

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