IBD患者の治療経過は、高齢になった時どうなるのでしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2021/5/21
病歴40年以上、手術5回、短腸症候群、年齢は還暦前です。現在は、ヒュミラで寛解期ですが、高齢者になってこの先どうなるのか、情報が少ないし少し不安でもあります。ネットやサイトでは、自分みたいに、長い病歴の患者に対しての情報が少ないと思います。当然、自分もそうであったように、今も若い人に多い発症の病気であるので、そういう状況も理解してますが、若い人もいずれは自分みたいに病歴が長い患者になるときが必ず来ます。なので、若い患者の方にも、限られた治療方法しかなかった自分達のことを知ってもらい、今後の参考にしてもらいたいとも思います。そういうこともあり、病歴の長い患者への、三枝先生のお考え、または、今後どうしたらよいか、何か参考になることをお教え下さい。宜しくお願いいたします。
(くまもんさん クローン病歴43年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
確かに高齢者の炎症性腸疾患(IBD)の患者さんがとうなるかは不明なことが多く、IBDの研究者が研究しているところです。これは、IBDが増えてきたのが近年で、若年発症が多いのが要因と考えます。しかし、年を取って高齢者になっても病気は完治せず、治療は継続しなくてはなりません。また近年では60歳以上での発症の患者さんも増えています。高齢者のIBDの経過や治療方針については学会でも話題になっていますので、今後いろいろなことが解明されていくのではないかと思います。
また、高齢IBD患者さんの治療においては、病状が不安定な時にステロイド使用する際、ST合剤と呼ばれる抗菌薬(バクタなど)の内服が必要となる場合があります。
三枝先生への質問募集中 ▸
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)