血液検査の結果は悪くないのに不調…。医師が次の治療を決断する基準を教えてください

医師と患者のお悩み相談2023/7/18 更新

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生物学的製剤のヒュミラを始めて8か月になりました。あまり効果を感じなくなってきたので主治医に相談しヒュミラを増量してもらいましたが、良くなった感じがありません。食べ物にはかなり気をつけているつもりで、現在では白身魚や柔らかい野菜、白米、うどん程度ですが、時々具合が悪く嘔吐してしまい、学校生活もままならない感じです。体重も増えなくて心配しています。血液検査では特に炎症の数値が高いわけではないため、主治医も積極的に別の治療に変えることは考えておられない感じです。お医者様として次の治療に移る決断をするとしたらどんな場合でしょうか?やはり血液検査の数値でしょうか?現在のところ、飲み薬はモサプリドクエン酸塩、ファモチジン、経腸栄養剤エレンタールです。
(なっちゃん母さんさん クローン病歴1年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

病状を評価して治療を変更する場合の検査は「内視鏡検査」がゴールドスタンダード(精度が高い検査・治療法)と言われています。クローン病を代表する炎症性腸疾患は炎症反応が大きく、動かないことがよくあります。診察で調子が良くなく、治療法を大きく変更する際、私は内視鏡検査をしてから決断します。ヒュミラは自宅で注射できて利便性は良いのですが、効果は強くありません。近年はいろいろな生物学的製剤が登場しているので、内視鏡検査をしたうえで変更を検討してみるのも良いと思います。一度主治医の先生と相談してみてはいかがでしょうか。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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