潰瘍や回盲部の狭窄と症状もあるのに、主治医にゼンタコートの減量を勧められました…
医師と患者のお悩み相談 | 2024/11/25
2年前の発症時、ペンタサ開始しゼンタコートを2か月内服し、症状は一旦落ち着きましたが、ゼンタコート中止2か月後から、頻繁に起きる腹痛や時々ですが発熱が続いていました。改善しないため、今年2月からゼンタコートを再開し、現在3カプセル内服しています。一度、減量を試みましたが発熱してしまい、3カプセルに戻しています。今年9月に大腸鏡を行い、回盲部の狭窄(カメラが通らない程度)と潰瘍が見られていました。9月頃から時々渋り腹を伴う下痢はありますが、腹痛は軽度で症状は比較的落ち着いています。食事もエレンタールを飲みながら、お粥からご飯に戻せています。主治医には、調子良ければゼンタコートを減量するよう言われましたが、カメラで所見がある状況で減らすべきなのか、もしくは、ステロイド以上の治療が必要なのではと心配しています。ご意見頂ければ幸いです。 よろしくお願いします。
(びっけさん クローン病歴2年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
ゼンタコートは副作用の少ない、クローン病治療のステロイド薬(ブデソニド)です。しかし効果も高容量プレドニンと比べると弱くなります。クローン病の治療目標は、臨床寛解(発熱、下痢などの症状がなく常食が食べられる状態)が、さらには内視鏡的粘膜治癒(カメラが腸管を問題なく通り、潰瘍がない状態)です。よって、ぴっけさんのお話からは、まだ治療が十分ではない状態であると推測されます。ご指摘の通り、プレドニン以上の治療、すなわち高容量ステロイド、生物学的製剤、JAK阻害薬(リンヴォック)の適応となります。内科的治療強化について、主治医の先生とのご相談をお願いします。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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