クローン病で子宮頸がんです。生物学的製剤はどれを選べばいいでしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2025/2/19
子宮頸がんの既往があります。この度クローン病と診断され、レミケードかエンタイビオで治療することを提案されています。レミケードのほうが良いのかと思っていますが、がんの再発が心配です。
(たこさん クローン病歴1年)
医師と患者のお悩み相談 | 2025/2/19
子宮頸がんの既往があります。この度クローン病と診断され、レミケードかエンタイビオで治療することを提案されています。レミケードのほうが良いのかと思っていますが、がんの再発が心配です。
(たこさん クローン病歴1年)
IBD専門医
三枝先生からの回答
おおむね、たこさんがお考えの通りです。レミケードは全身を免疫抑制するのでがん患者さんへの投与は慎重に行われます。エンタイビオは腸管免疫のみ免疫抑制するので、免疫抑制の度合いが軽度です。よって、がん患者さん、過去にがんになった方、高齢者に、私はエンタイビオを使用しています。 ただし、重症で命の危険性のあるクローン病患者さんに対しては、今後再発するかもしれない子宮頸がんよりも今を生きて欲しいと考え、レミケードを投与します。そこの判断がとても難しいです。次回の通院時に主治医先生とよく話し合ってみてはいかがでしょうか。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
三枝先生のIBD診療時間
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水曜日:9:00~11:30
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