不安感が高まるとトイレに行きたくなり漏らすことも…メンタルの影響でしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2025/6/30
潰瘍性大腸炎で1日に10回前後トイレに行きます。徒歩圏内での買い物程度以外は紙パンツを使用するようにして外出前には便を絞り出すぐらいまで出すのですが、家の玄関を出たとたんにまたトイレに行きたくなったり、少し歩いてからどうしようもなくなってもらしたりします。また外出先でもトイレ目前でもらすことがあります。どうも、引き返せない状況になったりもう少しで行ける段階など、不安感が高まるとトイレに行きたくなるという、メンタルに関係しているのではないかと感じるようになりました。この状況はうつなどメンタルの影響でしょうか?
(50代/男性)
(50代/男性)
A先生からの回答
精神科、他
A先生
ご心配のこととお察しいたします。お話を伺う限りでは、過敏性腸症候群の可能性が考えられます。過敏性腸症候群とは、精神的なストレスや自律神経バランスの乱れなどによって腸のはたらきに異常が生じ、便秘や下痢など排便の異常を引き起こす病気のことです。
排便の異常の現れ方は人によって異なり、絶えず下痢が続くケースもあれば、便秘と下痢を数日ごとに繰り返すケースもあります。また、腹痛やお腹の張りなどを伴うことも多く、中にはトイレから離れられず日常生活に支障をきたすようなケースも少なくありません。
過敏性腸症候群はストレス、疲れ、睡眠不足、運動不足、高脂質な食事、過度な飲酒など生活習慣の乱れが発症や悪化に大きく関わっていると考えられています。予防するには規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠と休養を取ってストレスや疲れがたまりにくい習慣を身につけるようにしましょう。主治医の先生によく相談されることをお勧めします。快方に向かうことを心よりお祈り申し上げます。
B先生からの回答
精神科、他
B先生
コメントいただきありがとうございます。一般的に、潰瘍性大腸炎の症状は身体的な要素によるものですが、心理的な状態が症状に影響を与えることもあります。ストレスや不安は、腸の運動性を増加させ、頻尿や便意を引き起こすことがあります。詳細は主治医にご相談ください。
C先生からの回答
精神科医、他
C先生
おつらいですね。心よりお察し申し上げます。下痢型の過敏性腸症候群を併発されているのではないかと思います。腸の運動を整える良いお薬がございます。消化器内科への御相談をおすすめいたします。どうぞ御大切になさって下さい。
D先生からの回答
精神科
D先生
うつというほどではないようには思いますが、不安症状ではありますし、それによって自律神経を介して腸の症状も出やすくなることはありますからそちらの面からのアプローチ・治療も検討されるとよいです。
E先生からの回答
消化器外科
E先生
潰瘍性大腸炎のコントロールの程度にもよりますが、文面の状況だと、過敏性腸症候群の可能性も考えられそうですので、まずは、おかかりの主治医に症状を伝えて、投薬治療を考慮してもらわれるとよいと思います。ちなみに、夜間就寝時の排便状況はいかがでしょうか?
質問者さん
ご回答ありがとうございます。夜間も目が覚めると続けて数回トイレに行くことがあります。これで睡眠不足になることもあります。