クローン病でIgA血管炎。紫斑で足の痛みがひどいのですが、どんな治療選択肢がありますか?
医師と患者のお悩み相談 | 2026/2/27
現在クローン病の治療をしています。ヒュミラからはじまり効果が薄れ、レミケードを長年使ってきましたがとうとうレミケードも効果が薄くなり、リンヴォックの服用を開始しました。ですが、服用5日後には激しい便秘と腹痛に耐えられなくなり中断、現在はスキリージにてお腹は安定中です。
スキリージに切り替えたあたりから足の甲に紫斑が複数出てきました。今年の1月頃からです。
3月中旬頃に紫斑が腫れてきて痛みが出てきたので、クローン病の主治医に相談。皮膚科を受診するようにとのことで、同じ病院にある皮膚科を4月に受診。血液検査や皮膚生検をして5月中旬にやっとIgA血管炎と診断されました。診断が出る間に症状は進んでしまい、紫斑が潰瘍化して水ぶくれのようになり、破けて深い傷が多数出てしまいました。痛みもかなりあり、ロキソニンを服用していました。
プレドニン20ミリからはじまり効果がなく、現在30ミリを1か月飲んでいる状態ですが、全く改善されず神経の方まで痛みが行ってしまい夜間の痛みと朝は歩行困難な程の痛みが出ています。タリージェ1日5ミリを先週から開始しましたが効果を感じられず本日受診して1日10ミリに増えたところです。紫斑も新しいのが出たり腫れて浮腫が出たりと血管炎の皮膚症状も落ち着きません。医師には入院してパルス療法を勧められましたが私の子供がまだ3歳と小さく大豆エフパイスもあるので食事管理が必要なこともあり、入院は難しいのが現状です。
クローン病の主治医には「スキリージは全身症状には効かないので、足に効く治療を考えなければならない」と言われました。そのことを皮膚科医にたずねると、シクロスポリンを服用するかという話が出ましたが、クローン病の主治医の確認が必要とのことで、本日の処方には至りませんでした。とにかく痛みが強く、仕事は自営なので休みをもらって家事育児以外は寝て過ごしていますが絶対安静は難しい状況です。
免疫抑制剤を追加するか、それともスキリージをやめて別の全身に効く生物学的製剤に変更するべきか。どのような選択肢がありますでしょうか?
現在、両足の甲とくるぶしと脛に紫斑と傷があります。左足は症状が軽く痛みもあまりありません。右足が酷いです。(40代/女性)


A先生からの回答
皮膚科、他
A先生
クローン病治療中に発症したIgA血管炎が難治で、強い痛みと皮膚潰瘍を伴っているとのことから、現在のステロイド単独治療では効果が不十分と考えられます。免疫抑制剤(シクロスポリンやミコフェノール酸モフェチル)や、全身への効果が期待できる生物学的製剤への変更・追加が検討される段階です。
スキリージは腸管選択的で、皮膚や全身症状への効果が乏しいため、IgA血管炎が制御困難であれば、インフリキシマブやトファシチニブなど、より全身に作用する薬剤への再検討も選択肢です。ただし、クローン病との兼ね合いや感染症リスクもあるため、皮膚科・消化器内科の医師同士の連携が不可欠です。シクロスポリンは比較的速効性があり、入院が難しい現状では現実的な選択肢の一つです。
痛みや潰瘍が続く状況では、放置による進行リスクも高いため、早期に治療方針を明確にし、必要なら他院でのセカンドオピニオンも検討してください。
質問者さん
回答ありがとうございます。やはりシクロスポリンを処方してもらい、血管炎にアプローチするのが第一選択肢になりますでしょうか?既にヒュミラ、レミケードは効果がなくなってしまった状況でリンヴォックは副作用で中止しましたので、残された道は今のスキリージ+免疫抑制剤か別の生物学的製剤を試すということになりますが、全身症状に効く生物学的製剤はステラーラとかになりますでしょうか?
A先生
そうですね、有効性はあるかと思われます。また何かありましたらご相談下さい。
質問者さん
ありがとうございます!来週の月曜日に受診しますので治療を相談し、早急に開始してもらえるようにしてもらいます。増量したタリージェが少し効いていて、痛みは少しだけ楽になっています。