体調が悪く精神的余裕なし。心の不安を消化器内科医に相談しても良いでしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2026/3/13
食欲がなく疲れやすいです。6月から発症しリアルダを服用し、秋からペンタサ注入薬を処方されました。仕事が忙しく正月休みのみ使用しましたが、毎週寝込んでいました。ペンタサも使えませんでした。会社には病気は伝えましたが、残業を毎日続けていました。精神的余裕がなく、話すのも話しかけられるのも嫌になりました。下痢の回数も増えました。夜間に下痢で目覚め、朝まで熟睡出来ず出勤する日が増え、自分でも限界を感じ、仕事は休む予定です。
精神的な辛さを消化器内科の医師にどのように話せばよいでしょうか?自分としては精神科の受診は考えておりませんが、必要でしょうか。体重は15kg減りました。
(はらまきさん 潰瘍性大腸炎病歴1年未満)


IBD連携専門医
三枝先生からの回答
まず、瘍性大腸炎と仕事の両立についてお伝えしたいと思います。潰瘍性大腸炎の体調不良により、通常と同じように働けない時期がある方は少なくありません。当然ですが、残業や体力的に負担の大きい仕事はできなくなり、休職する方もいます。会社に病気の話をしているのであれば、まずは会社の産業医(50人以上の職員がいる会社は医師が在籍する法律になっています)と相談し、仕事への配慮をしてもらいましょう(治療と仕事の両立支援の法制化)。また、主治医からの意見書の作成や、難病相談支援センターへ相談してみるのも良いかもしれません。
次に治療ですが、消化器内科の先生に体調不良のことを伝え、潰瘍性大腸炎の治療がうまくいっているのか相談してみてください。消化器内科医でも、難病を抱える患者さんから精神的苦痛や心の不調を相談されることは少なくありません。ですから、消化器内科の先生に相談することは、全く問題ないと考えます。その上で、精神的に症状が強いようであれば、精神科や心療内科への紹介状を作成していただくのが良いかと思います。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
2025年 淵野辺総合病院 内科 内視鏡副室長
<学会資格>
日本炎症性腸疾患学会 IBD連携専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
【三枝先生のIBD診療】
淵野辺総合病院ホームページ
お問い合わせ:042-754-2222(代表)/予約センター:042-754-3271