何十年もずっと軽症だったのに急に再燃…。今の治療で問題ない?

医師と患者のお悩み相談2020/2/25

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24歳で直腸炎型を発症して軽度のものだったので、ほぼずっと寛解期だったのですが、去年の夏前に炎症でペンタサ坐剤を数週間行い寛解したものの、11月末に再び再燃してしまいました。その間も毎日ペンタサ坐剤とペンタサ500mgを朝晩に分けて8錠を飲んでいます。途中でペンタサの注腸にも変えたりしました。年末に内視鏡もしていただき、その日からレクタブルを処方してもらい始めましたが、始めた頃の3~4日は良い感じでしたが、結局今現在11月末から続いている出血もほぼ治まらず、便の回数は少し落ち着いたものの、軽い腹痛も粘血便も下血のみの便も治まらずにいます。
昨日主治医の受診がありましたが、1日1回のレクタブルにして、さらに1か月の様子見になりましたが、この速度の対処でも問題ないのでしょうか?今まで悪くなったことがほぼ無かったため、自分でも戸惑っています。ご教授ください。
(匿名太郎さん 潰瘍性大腸炎歴22年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

内視鏡検査など、検査結果を見てないのでなんとも言えません。しかし、直腸炎型のため局所療法(注腸、坐剤)が主体の治療になっていると想像します。まずは5-ASA製剤の内服を、より直腸に効果的なリアルダで試してみたらいかがでしょうか。
ただし、ステロイド製剤のレクタブルを数か月使用しても効果が見られないのであれば、直腸の炎症がある程度強く、現在の薬で抑えきれていないことが予想されます。その際は症状をやわらげる臨床寛解を目指し、短期間のプレドニンの内服や血球成分除去療法を検討しても良い印象です。それでも効果がなければ生物学的製剤の検討となります。
ちなみに、症状があるうちのレクタブルは、1日2回が通常の使用量です。

参考リンク 日本炎症性腸疾患協会 全国の診療医リスト

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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