クローン病です。1食で脂質30g以上のものはNG?狭窄がない場合の食物繊維は…?

医師と患者のお悩み相談2021/3/12

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(1)脂質30gについて 1食10gずつの方が良いのはわかっているのですが、もしも1食で30g以上のものを食べたい時は前後にエレンタールで調整すれば良いのでしょうか?また、そのような日はせいぜい月に何度なら大丈夫なのでしょうか?

(2)食物繊維について 私は現在狭窄がないのですが、食物繊維はどのくらい気をつけた方が良いのでしょうか?狭窄のない人は積極的にとった方が良いと言われたのですがイマイチわからなくて…。
(さえさん クローン病歴3か月)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

(1)さまざまな見解がありますが、クローン病でも内視鏡的に治癒が得られており、狭窄がなく病状が安定している時は、通常食をおすすめしています。よって、個人的には脂質も制限はせず、脂質30g以上の食事もして良いと思っています。クローン病に対し、脂質・食物繊維の制限を継続するように指導される先生もおられます。しかし最近では、病状安定時には栄養制限はしないように指導をする先生も増えています。 もちろん、病状不安定時には、脂質・繊維は「下痢の悪化」につながりますので、エレンタールを取るようにしてくださいね。

(2)炎症性腸疾患(IBD)で病状が安定していれば、食物繊維の中でも特に水溶性食物繊維は、便通や腸内細菌を改善し、腸管に良いという意見があります。ですから、繰り返しになりますが、私自身は病状安定時にできるだけ通常食を取ることをお勧めしています。また脂質でも、オリーブオイルやエゴマ油などは栄養状態を良くするとの意見もあります。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
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水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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