潰瘍性大腸炎疑いの3歳の息子。免疫抑制剤をこのまま使い続けることが不安です

医師と患者のお悩み相談2023/7/25 更新

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潰瘍性大腸炎疑いの3歳の息子がいます。2歳になる前から下痢からの血便が始まり、中等症に相当する症状で入院、内視鏡で大腸に2か所の炎症が確認できました。ステロイド治療からの寛解導入以降はメサラジン500mgとアザチオプリン3.5ml(シロップに混ぜて使用)を毎日使用しております。 しかし、免疫抑制薬+幼児ということもあり日々公園や保育園などでさまざまなものに触り口に含むせいか、細菌感染にすぐに罹ってしまい、寛解期に入ってから3回以上細菌感染、その度に抗菌薬を数週間使っての繰り返しで、結局腸の炎症が何かしらの原因で常に続いている状況です。抗菌薬の使用過多も心配ですが、今の状態でアザチオプリンを使用し続けることに不安があります。担当医は引き続きアザチオプリンの使用を続けたいようですが、この状況でも免疫抑制薬使用しか方法はないのでしょうか? また、まだ幼すぎるため、潰瘍性大腸炎の可能性が高いというだけで、はっきりと判断をいただいていないのですが、息子は腹痛が無いようなのです(中等症で入院の時も真っ青な顔はしつつ常に動き回って、お腹を押されても痛がる様子もありませんでした)。潰瘍性大腸炎なのに腹痛が無いことは、あり得るのでしょうか?細菌感染時も痛みは全く無いようです。幼児の症例を探してもなかなか情報が無く不安な中、質問をさせていただける機会を頂き感謝いたします。ご回答いただけましたら幸いです。
(y.Asさん 息子さんが潰瘍性大腸炎歴1年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

子育てに潰瘍性大腸炎が加わり、大変だと思います。小児の潰瘍性大腸炎の診療をしている医師は、まだ日本では少ないのが現状です。私も内科医ですので、小児の潰瘍性大腸炎について小児科の先生から相談を受けた際には、小児IBDの専門施設への受診をお願いしている状況です。また、アザチオプリンは免疫抑制効果が少なく、長期使用可能とされていますが不安ですよね。IBDの小児診療は、国立成育医療研究センター、群馬大学医学部附属病院が積極的に取り組んでいます。日本炎症性腸疾患協会のウェブサイトに小児のIBDを専門にしている医療機関のリストが掲載されていますので、それらを参考に、一度小児IBDの専門病院にご相談されてみてはいかがでしょうか。 参考リンク 炎症性腸疾患診療医のいる小児科リスト(日本炎症性腸疾患学会)

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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