今の治療を一度やめて、新しい薬を使ってみるのもアリでしょうか?

医師と患者のお悩み相談2023/7/25 更新

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娘が去年6月に潰瘍性大腸炎になり、1か月入院しました。先生が思っていたよりもひどかったようで、飲み薬ではなかなか落ち着かなくて、結局エンタイビオを使いやっと落ち着き、通院に変わりました。しかし、4回目ぐらいから打って何日かすると吐き気が続く状態になりました。副作用に書かれていたので、気になって受診して血液検査をしたところ、「貧血もなく炎症反応もなく、何も数値的に悪いところがないので様子を見ましょう」ということになりました。ですが、次の点滴をしてまた吐き気が、続く状態になりました。体もだるいようです。咳もよく出るようになって、今日は頭痛がすると言って学校を早退してきました。 受診したのですが、また血液検査の結果は悪くなく、逆流性食道炎でも咳が出ることもあるので、吐き気も止められるように「ネキシウム」が処方されました。吐き気は少しマシになったようですが、頭痛と咳はまだあります。先生は「ネキシウムを飲んでどうなるか様子を見て、次の点滴を打つか決めましょう」と言ってくださったのですが、「一度やめてまた炎症が出てきて点滴を始めると効きにくくなる時がある」ともおっしゃっていて…どうしてあげるのがいいのかわからなくなってしまいました。一度点滴をやめて、飲み薬に切り替えたほうがいいのでしょうか?新しいお薬が出たようですが、試してみるのもいい方法なのでしょうか?
(mariさん 娘さんが潰瘍性大腸炎歴2年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

2022年は、多くの内服の新薬が発売される予定です。すでに、エンタイビオと作用機序が同じで、より効果が期待される経口薬の「カログラ」が発売されました。さらに、内服で潰瘍性大腸炎により効果のあるJAK阻害剤「ジセレカ」、他にも新薬が出るという話を聞いています。主治医の先生と相談し、一度内服薬の使用を検討してみても良いかも知れません。エンタイビオに関しては一度休薬し、再度導入しても効果は落ちないと思います。カログラに関しては副作用の少ない内服薬のため、試してみてはいかがでしょうか。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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