医師に、潰瘍性大腸炎が小康状態なので5-ASA製剤を止めようと言われました…
医師と患者のお悩み相談 | 2023/10/25
主治医から、小康状態(完全寛解ではないが、あまり症状がない)であるため、唯一服薬している5-ASA製剤のメサラジンを止めることを提案されています。5-ASA製剤は寛解維持やがん予防として必要だと思っていたのですが、潰瘍性大腸炎の治療の考え方が変わってきているのでしょうか?
(ekさん 娘さんが潰瘍性大腸炎歴18年)
医師と患者のお悩み相談 | 2023/10/25
主治医から、小康状態(完全寛解ではないが、あまり症状がない)であるため、唯一服薬している5-ASA製剤のメサラジンを止めることを提案されています。5-ASA製剤は寛解維持やがん予防として必要だと思っていたのですが、潰瘍性大腸炎の治療の考え方が変わってきているのでしょうか?
(ekさん 娘さんが潰瘍性大腸炎歴18年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
日本の潰瘍性大腸炎治療のガイドラインでは、メサラジンは「副作用やアレルギーなどの何らかの問題がなければ再燃予防、寛解維持で生涯の内服を推奨」しています。また、近年の炎症性腸疾患の専門医の間では、副作用がなければ最大容量を生涯継続した方が再燃予防、寛解維持に良いといった考え方も広がっています。完全寛解していない状態で5-ASA製剤を中止するということは考えにくく、再燃予防、寛解維持やがん予防の観点からも推奨できません。
厚労省「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」研究班作成の資料が一般公開されています。下記の6ページを読んでみて主治医の先生と相談してみて下さい。
参考リンク 潰瘍性大腸炎の皆さんへ 知っておきたい治療に必要な基礎知識
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
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