ゼルヤンツ、中等症~重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入と維持療法の適応追加で承認
ニュース | 2018/6/6
潰瘍性大腸炎患者を対象とした臨床試験で有効性と安全性を示す
ファイザー株式会社は5月25日、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤「ゼルヤンツ(R)錠5㎎」(一般名:トファシチニブクエン酸塩)について、「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)」の適応追加の承認を取得したと発表しました。
ゼルヤンツは、日本人を含む従来の治療で効果が不十分または副作用などが出た中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者さんを対象とした3つの大規模臨床試験で、寛解導入期・寛解維持期の両方で、高い有効性と安全性を示しました。
患者のライフスタイルに応じた治療選択が可能に
これらの臨床試験結果により、適応症追加が認められ、潰瘍性大腸炎の治療にJAK阻害剤という新しい作用をもつ経口薬が加わることになりました。この薬剤の登場で今後、より患者さんのライフスタイルに応じた治療選択が可能になることが期待されています。
(IBDプラス編集部)
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