【開催レポート】ノンオイルクッキング教室 11月9日@千葉
関東のイベント | 2019/11/15 更新
料理研究家・田中可奈子さんに教えていただく、ノンオイル料理の作り方
2019年11月9日、千葉県柏市でノンオイルクッキング教室が開催され、IBDプラスでもおなじみ、IBD患者さん向けのノンオイルレシピが人気の料理研究家・田中可奈子さんに「パエリア」と「フルーツグラタン」の作り方を教えていただきました。このクッキング教室は、ちばIBDの会員さんから「定期的にノンオイルの料理教室を開催して欲しい」という声が上がったことを受け、有志の方々が主体となって開始した活動です。IBD患者さんご自身はもちろん、お子さんがIBD患者さんだという親御さんや、元気で可愛いお子さんも参加。今回は記念すべき1回目の開催ということで、今後の活動についての話し合いも行われました。
まず挑戦したのは、パエリア作り。料理初心者のIBDプラス編集部は最初、「パエリア作りって難しそう…」と心配していたのですが、今回、田中さんに教えていただいたレシピは、炊飯器を使って簡単に作れるものでした。炊飯器に全ての材料を入れたらスイッチを押して待つだけ、という、思わず歓喜するほどの簡単さでした!
そして、今回、ぜひみなさんにご紹介したいのが、田中さんに教えていただいたフランス料理の魚のだし「フュメ・ド・ポワソン」。だしと言えば、鰹節、昆布、コンソメ…くらいしか知らなかったIBDプラス編集部は、味見させていただいた時に思わずビックリ!フュメ・ド・ポワソンを加えたことで、「魚介の旨味」たっぷりの、しっかりとした味わいになったのです。使いやすい顆粒タイプも売っているようなので、パエリア作りに興味を持たれた方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
途中、炊飯器の不具合などのトラブルもありましたが、無事にパエリアが完成!お店で食べる本場のパエリアのような美味しさで、改めて、ノンオイル料理という事実に驚きました。
油を使わなくても美味しくできる料理の作り方を今後も紹介
続いては、フルーツグラタン作り。使用した材料は、卵、豆乳、無脂肪ヨーグルト、砂糖、バニラエッセンス、薄力粉、フルーツ(お好みのものでOK)です。ここでは、田中さんにノンオイルで美味しく作るコツを教えてもらいました。例えば、卵、砂糖、小麦粉を混ぜる際には、「ダマがなくなるまで丁寧に混ぜること」がポイントです。そうすることで、フルーツグラタンの仕上がりがなめらかになるのだとか。このように、簡単に試せて失敗しないコツを、工程ごとに分かりやすく教えていただきました。その後、田中さんに盛り付けなどのアドバイスをいただきながら、オーブンで焼く工程へ。30分後、無事に出来上がったフルーツグラタンは、何個でも食べてしまいそうなくらい美味しかったです!
パエリアとフルーツグラタンの出来上がりを待つ間は、ノンオイルクッキング教室のこれからの活動について話し合いました。今回は、お子さんがIBD患者さんという親御さんの参加者が多く、「子どものお弁当作りが悩み」「ノンオイル料理のレパートリーを増やしたい」「食事制限があっても、美味しく食べられるような工夫を知りたい」といった声が上がりました。みなさん、さまざまな思いを抱えてクッキング教室に参加されたことを共有し、今後の参加者の取りまとめや、材料の買い出しといった役割分担について、話し合いが進められました。
田中さんのノンオイル料理はどれも本当に美味しくて、今回のパエリアのように「本当にノンオイル?」と思うものも。何より、IBDプラス編集部のような料理初心者にも優しいレシピばかりです。今後も、ノンオイルクッキング教室では、定番の料理や行事食を、旬の食材を使って、油を使わなくても美味しくできるような工夫を加えた料理の作り方を紹介していくそうです。開催情報は、ちばIBDウェブサイトで更新予定なので、興味を持たれた方はぜひ確認してみてくださいね。
(IBDプラス編集部)
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