10歳の息子の潰瘍性大腸炎が寛解しない…免疫抑制剤や生物学的製剤を若い頃から使うデメリットは?

医師と患者のお悩み相談2020/9/25

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10歳の小学5年生の息子が潰瘍性大腸炎です。内視鏡所見では重症ではないらしいのですが、アサコールをMax飲んでも、ペンタサをMax飲んでも、寛解に至りません。ステロイドも飲みましたが、減量中に徐々に下痢、血便となり、寛解導入できませんでした。次はイムランなどを服用か、レミケードなどの投与になるのでしょうが、こんな若いうちから使って、いずれ無効になるのではないか、有害事象が出るのではないかと不安です。1日1回か2回しか排便はないですが、いずれも軟便~下痢便です。これが継続するのはやはりよくないのですよね…。
(はるかさん 息子さんが潰瘍性大腸炎歴数か月)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

症状があり寛解されていない状態は良くないと思います。症状があると、学業や日常生活にも支障が出てしまいます。ステロイドを数か月内服しても症状が改善しないのであれば、イムランなど免疫調整剤、レミケードに代表される生物学的製剤の投与を検討したいところです。また、ステロイドの長期投与よりも免疫調整剤や生物学的製剤投与の方が、寛解効果が期待でき、副作用が少ないとされております。レミケードとイムランの併用で2次無効の発現を減らせたり、遅らせたりすることもできます。最近では2次無効に対し、低分子製剤であるゼルヤンツへの変更が良い成績が報告されています。炎症性腸疾患(IBD)治療は日進月歩で、新たな治療や治験参加という選択肢もありますので、主治医の先生と相談されてみてはいかがでしょうか。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
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お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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