アダリムマブ、潰瘍性大腸炎の小児における用法・用量の追加承認を申請
ニュース | 2020/11/13
小児潰瘍性大腸炎患者のアンメットニーズに応えるために
アッヴィ合同会社は11月12日、ヒト型抗ヒト TNF-α モノクローナル抗体「アダリムマブ<遺伝子組換え>」について、潰瘍性大腸炎の小児における用法・用量の追加承認を申請したと発表しました。また、今回の申請は、日本人の患者さんを含む国際共同第3相試験のデータに基づくものとしています。
小児潰瘍性大腸炎の治療は成人と同様に、薬物治療による寛解を目指します。つまり、できるだけ長く再燃のない状態を維持することを目的とします。しかし、中等症~重症の小児潰瘍性大腸炎では、成人と比較して病変が広範囲にあらわれる傾向にあり、重篤な合併症を引き起こすことがあります。ここには、アンメットニーズ(まだ見つかっていない治療が必要とされる状況)が依然として存在します。
アッヴィは、「現在、日本における小児潰瘍性大腸炎の難治例や重症例の患者さんへの治療選択肢は限られており、新しい治療選択肢が求められています。小児患者さんのアンメットニーズに応えるため、アダリムマブの小児潰瘍性大腸炎に対する開発に着手し、このたび用法・用量の追加承認を申請しました」と、述べています。
(IBDプラス編集部)
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