IBDに合併する皮膚の病気で、身体的・経済的な負担増

ニュース2018/4/13

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IBDとの関連が示唆されている「化膿性汗腺炎」

わきの下や鼠径部、肛門などの周りにあるアポクリン腺が塞がった状態が続き、痛みや炎症が起こって、痕が残ってしまうこともある皮膚の病気「化膿性汗腺炎」。炎症性腸疾患(IBD)と関連があることを示す研究報告もあることから、アメリカ・マウントサイナイ医科大学の研究グループは、IBD患者が化膿性汗腺炎を合併することで、どれくらい身体的・経済的な負担があるかを研究した結果を発表しました。

研究は、アメリカの診療報酬データベースから、2004~2014年の間にIBDまたは化膿性汗腺炎と診断された患者を対象に実施。IBDで入院した患者は合計3,079,332例で、そのうち4,369例が同時に化膿性汗腺炎の診断を受けていました。入院中の死亡率では、化膿性汗腺炎を合併している患者とIBDだけの患者で違いはありませんでしたが、化膿性汗腺炎を合併している患者のほうが敗血症になるリスクが高く、入院日数も長くなり、入院中の費用も高くなることが明らかになりました。

研究グループは、IBDと化膿性汗腺炎が関連していること、さらにこれら2つの疾患を合併することで、患者の身体的・経済的な負担が増すことが、大規模な研究によって確かめられたとしています。

(IBDプラス編集部)

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