研修医1年目。専門外の医師である上司に潰瘍性大腸炎であることを伝える方法は?ストレス解消法も知りたい
医師と患者のお悩み相談 | 2021/1/18
研修医1年目です。大学時代に潰瘍性大腸炎(UC)を発症し、コントロール良好でしたが、社会人になってから増悪し、仕事を休んでしまう日もあります。薬を増やして寛解導入をはかっているところです。毎月科が変わり、しきたりや人間関係がガラッと変わるのがストレスです。科が変わるたびに上の先生にUCについてお伝えするべきだとは思うのですが、タイミングが掴めなかったり、伝えても休むことについて理解が得られなかったりします。また、当直では寝られないことが多く、明けに増悪します。
1. 研修医のように、頻繁に部署(上司)が変わる仕事でストレスを溜めないコツはありますでしょうか。
2. また、うまく(専門外の医師である)上司にUCであることを伝えるにはどうしたらいいでしょうか。
3. 夜勤や当直のある職種の患者さんが気をつけるべきことがあれば、ご教授いただきたいです。
以上3点につきまして、よろしくお願いいたします。
(ななちゃんさん 潰瘍性大腸炎歴5年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
潰瘍性大腸炎の悪化で当直を免除してもらうことや、仕事をセーブすることは決して悪いことではないと思います。安倍総理だって2回も総理大臣を辞めています。治療に専念し、体調が良い時に仕事を頑張れば良いと思います。
1. 研修医でストレスがないことはあり得ません。体調不良時は、仕事をセーブすることをお勧めします。
2. 日本には潰瘍性大腸炎の患者さんが20万人以上いると言われており、医師でこのことを知らない人はいない印象です。素直に上司に伝えてみたらいかがでしょうか。理解が得られなければ、主治医から診断書をいただいて上司に渡されたら良いと思います。
3. 全ての病気に共通しますが、潰瘍性大腸炎だけでなく、病状が不安定な時は当直を免除してもらい、無理な働き方はしないことをお勧めします。体調が良い時にしっかりと仕事をこなせば、きっと仕事仲間も理解してくれると思います。
ななちゃんさんの仕事に対する真摯な思いはきっと伝わります。潰瘍性大腸炎は周知され、周囲の理解が得られる疾患になってきています。
1月18日より、神奈川難病相談・支援センターでの私の講演がオンライン配信されます。参考になるかもしれませんので、よろしければぜひご視聴ください。
参考リンク 2021年1月のIBD(炎症性腸疾患)患者会、病院等のイベント情報
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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