なるべく薬は飲みたくありません。寛解期がどのくらい継続したら薬を減量してもらえますか?
医師と患者のお悩み相談 | 2021/6/4
昨年8月に発症し、メサラジン2,000mgを朝夕飲んでます。1日トータル4,000mgです。活動期から寛解期になり、症状が落ち着いているので減量を希望しているのですが、「この量を飲んでるから症状が落ち着いてる」という理由で、減量してもらえません。寛解期の継続がどのくらいの期間できたら減量してもらえるのでしょうか?なるべく薬は飲みたくありません。この他にもレミケードの治療を受けています。 よろしくお願いします。
(さちさん 潰瘍性大腸炎歴1年未満)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
私も医師として悩んでしまいます。ペンタサなどのメサラジンは、潰瘍性大腸炎では必ずと言っていいほど処方される基本薬です。寛解期でも内視鏡検査で完全に炎症がおさまっていない限り、最大容量の4,000mgを処方します。また4,000mgでも、ほとんど副作用はありません。
レミケードなど生物学的製剤を使用しているさちさんは、重症化した時があったと思います。よって、医師の心理としては「薬をやめて、また重症化しないように」という思いから、4,000mgを長期投与したくなります。ただし、患者さんの心理は当然違いますよね。レミケードで安定していたら、メサラジン2,000mgに減量したいと思われるでしょう。私は年単位で安定している方には、再燃のリスクを説明して減量します。
まずは、内視鏡的にも完全に炎症が落ち着いているのか、主治医の先生に確認をお願いします。1年くらい再燃がなく、内視鏡的にも治癒していたら、再度、減量のお願いをしてみてはいかがでしょうか。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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