IBDの治療薬を使っている場合でも、授乳して問題ないのでしょうか?

医師と患者のお悩み相談2023/7/18 更新

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臨月の妊婦です。メサラジン腸溶剤400mg×3回、酸化マグネシウム錠200mg×1錠、隔日でリンデロン坐剤1.0mg×1個を処方されています。ここ2か月程病状は安定しており、以前悩まされた腹痛や頻回な粘液便、血便は治まっています。産後、薬を飲みながら母乳を与えても良いと主治医、産婦人科医ともに言われておりますが、薬の成分が微量ではあるが母乳から赤ちゃんに移行すると聞きました。赤ちゃんに何か影響があったら…と心配です。授乳婦さんへの薬の処方や治療は、どのように対応されているのでしょうか?
(まみさん 潰瘍性大腸炎歴2年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

まみさんの処方内容であれば、基本的には授乳をしてもらっています。メサラジン、酸化マグネシウムは母乳に移行しても、副作用も少なく問題ないでしょう。リンデロンは座薬なので、母乳への移行はほとんどないでしょう。それよりも、まずは母体が健康であることが大切です。栄養状態が良ければ良い母乳を与えることができますし、プラスになると考えます。当院でも産婦人科医と相談しながら、潰瘍性大腸炎の薬を休薬せず、授乳をしています。また、炎症性腸疾患と妊娠と子育てに詳しい横浜市立大学附属市民総合医療センターの国崎玲子先生のネットコラムがわかりやすいので参考にしていただくのも良いと思います。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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