回盲部に狭窄があります。手術をすればQOLは上がるのでしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2023/7/18 更新
回盲部の狭窄があり(現在は細いカメラがぎりぎり入るくらいしか開口していないようです)、最近は少し回盲部が張る感じや違和感があるので主治医に相談したところ、手術を勧められました。私自身あまり手術に前向きになれず(手術したことにより癒着や再度手術することもあると聞いたので)、デメリットばかり考えてしまいます。回盲部の奥の小腸もCTや造影検査から狭窄があると言われ、小腸の別の箇所も癒着があるので、もし手術するとなれば、その辺りを切除するようです。ここ3、4年ほどずっと手術を勧められているのですが、今のQOLより低くなるのであれば手術をしたくないなと思うのですが、回盲部の手術をすれば今より体重増加やQOLは上がるのでしょうか?
(ちゃい♬さん クローン病歴15年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
クローン病で腸管の狭窄があり症状があるのであれば、手術を検討した方が良いかもしれません。これ以上悪化すると腸閉塞になり、腹痛や吐き気など、とてもつらい症状が出ます。ただし、開腹手術では術後の癒着など、後遺症を起こす可能性もあります。大腸カメラが届くのであれば、内視鏡的バルーン拡張術で狭窄部を広げてもらったらどうでしょうか。上手くいけば数日の入院で症状の改善が見込めます。また、小腸内視鏡のある施設であれば、その奥の狭窄部の内視鏡的バルーン拡張も検討できます。主治医の先生と相談してみて下さい。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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