ステラーラを使い始めましたが、効果はどのくらいで出てきますか?

医師と患者のお悩み相談2023/7/18 更新

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潰瘍性大腸炎を発症し、3か月の間に再燃し、ステロイド増量・ペンタサからリアルダに変更になりましたが、全く改善することなく血便が続いています。2日前よりバイオ製剤ステラーラが導入になりましたが、どれぐらいで効いてくるでしょうか?またかなりの再燃期には効くのでしょうか?
(s.k.kさん 潰瘍性大腸炎歴1年未満)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

開発した製薬会社の治験の結果では、中等症~重症の活動期の潰瘍性大腸炎患者(再燃含む)で、ステラーラの8週間隔投与群で短期評価の8週後に症状の改善が実感できた患者さんは66.7%(臨床反応:Clinical Response)でした。また、15.5%の患者さんで症状がなくなる臨床寛解を得られました。長期評価で43.8%の患者さんが44週(11か月)で臨床寛解(症状消失)を得られました。また、92週(約2年)で75.2%の患者さんがステロイドをやめて臨床寛解を得られました。
私の患者さんでは、特に生物学的製剤の使用が初めての方で、初回のステラーラ点滴投与後8週間(数か月前後)で多くの方が症状の改善を自覚している印象です。再燃の患者さんには一時的にステロイドを内服してもらっていますが、効果は長期間持続していることが多い印象です。
しかし、ステラーラが潰瘍性大腸炎に使用できるようになって約2年のため、効果はまだ不明な点もあります。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
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