潰瘍性大腸炎です。下痢でなければ、便の回数が多少増えても気にする必要はないのでしょうか?

医師と患者のお悩み相談2023/7/25 更新

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ここ数年、3か月ごとに再燃し、アサコールを6錠から9錠に増やして食事に気をつける、を繰り返しながら、なんとかやり過ごしていました。3月末から1日に10回以上のトイレの回数になり、水のような下痢が続きました。血便や熱はありません。 6月の内視鏡検査のあとS状結腸から直腸まで炎症があり、アサコールに加え、新しくレクタブル注腸を始めました。3日で効果があり、現在も1日に2回使用しています。トイレの回数は0~4回とばらつきがあり、使い始めた頃よりトイレの回数が少し多くなった気がします。たくさん食べるようになったので回数が増えたのかもしれません。下痢でなければ、あまり気にしなくてもよいのでしょうか?バナナ便が毎日出るくらいにならないと寛解とは言えないのでしょうか。軟便が多く、泥便ではありません。この間まで水のような下痢便でトイレまで5秒と持たなかったので、それに比べると普通に生活ができています。
(おためごかしさん 潰瘍性大腸炎歴11年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

潰瘍性大腸炎は胃や小腸は問題なく、大腸のみの炎症が主体ですので、通常は食事制限をそこまで必要としません。しかし、症状が強い時には食事制限をしていただいています。特に、下痢の原因になってしまう食物繊維と脂質を少なめにしてもらっています。現在は症状が落ち着いているようなので、厳しい食事制限はいらないと思います。体に悪い食事(多量飲酒、ジャンクフード、激辛の食事食べ過ぎなど)を、連日多く取らなければ良いと考えます。 臨床寛解とは、全く症状が消失した状態を言います。「有形便が3回以下」が理想ですが、急に完全寛解というのは、なかなか難しいと思います。ほぼ寛解されているようなので、あまり神経質にならず、通常の食事をしても良いと思います。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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