入院して症状が治まりつつあったのに再度出血…薬の効き目が切れてきたのでしょうか?
医師と患者のお悩み相談 | 2023/7/25 更新
三枝先生、いつも拝見させていただいております。私は潰瘍性大腸炎で、これまで、ステロイド、イムラン、タクロリムス、ゼルヤンツとさまざまな治療をしてきましたが寛解を維持できずに、今現在、入院にて5-ASA製剤(リアルダ)、生物学的製剤(レミケード)、ミヤBMで治療をしております。1回目のレミケード1週間後から効果が出始め、2回目のレミケードの1週間後までは症状は治まりつつあったのですが、経腸栄養から食事(重湯、三分粥)を始めてから、再度出血が見られる状況です。入院してから約1か月絶食をしていたので腸が敏感になっていることが影響しているのか、薬の効きが切れてきたのかどうか先生のお考えを聞きたいです。よろしくお願いします。
(いたどりさん 潰瘍性大腸炎歴21年)
IBDに詳しい
三枝先生からの回答
治療に苦労されていますね。潰瘍性大腸炎が重度の場合は、レミケードが必ず効くというわけではありません。今後も悪化していくようであれば、手術について考えてみてください。肛門温存の大腸全摘術になると思いますが、血便、腹痛は無くなり、大腸がんのリスクも無くなります。ただし、排便回数は1日5〜6回になります。
潰瘍性大腸炎の内科治療には多くの選択肢があります。最近発売されたゼルヤンツより効果が強いとされる「リンヴォック」、生物学的製剤ですがレミケードとは作用機序が違う「ステラーラ」や「エンタイビオ」などを試してみるのも良いかもしれません。レミケードの効果は確かに強力ですが、他の薬の方が合う人もいますので、一度主治医の先生とご相談してみてください。
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2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長
<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医
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