生物学的製剤を複数使っていますが効果が薄れて悪化…まだ幼いので手術は避けたいです

医師と患者のお悩み相談2024/8/22

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子どもが潰瘍性大腸炎と診断され2年となります。これまでレミケードやヒュミラ、ステラーラなどのお薬で寛解し、しばらく維持を保つことはできるのですが、次第に効果が薄れ悪化してしまいます。主治医からは、子どもに使える薬が残っていないので手術も視野に入れてほしいと言われてしまいました。しかし、親としてこんな小さな子どもが大腸を全摘するなんて、合併症の心配もあり絶対に反対なのです。手術だけは避けたいと考えています。これまで使用した薬は、二次無効となった場合、再度使うことはできないのでしょうか?
(パチパチさん お子さんが潰瘍性大腸炎歴2年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

私は内科医のため、小児科について十分なお答えができない部分もありますが、通常は二次無効になった場合は薬剤抗体が体内にあり無効になってしまうことが多いため、同じ薬はあまり使用しません。ただし、ある程度効いているのであれば、投与期間の短縮や増量などを行います。

また、小児潰瘍性大腸炎の治療で最先端の病院の一つである「国立成育医療研究センター」のウェブサイトを見ると、エンタイビオ(一般名:ベドリズマブ)、ゼルヤンツ(一般名:トファシチニブクエン酸塩)、プログラフ(一般名:タクロリムス水和物)なども使用しているようです。一度主治医の先生と相談して、セカンドオピニオンを受けてみてはいかがでしょうか?成長期なので手術も含め、慎重に治療選択した方が良いと考えます。成長障害(低身長)などにならないようにしたいですね。

参考リンク:潰瘍性大腸炎(国立成育医療研究センター)

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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