退院後も身体のだるさや下血・下痢が治らない…潰瘍性大腸炎であれば仕方ないですか?

医師と患者のお悩み相談2024/12/18

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今年の8月に潰瘍性大腸炎と診断され、入院していました。現在リアルダ4錠とプレドニン2錠(10mg)を飲んでいます。元々プレドニン30mgを飲んでいて15mgまで減らせたら退院をする予定でしたが熱(朝は36.8〜37.0位で薬を飲んだ後は37.2〜37.7位になります)が下がらずに退院が延びました。入院中にリアルダからペンタサ顆粒に薬を変えてもらったりロキソニンを飲んだりなどもしましたが結局熱が下がらず、おなかの調子は良くなったので退院をして現在自宅療養をしています。自宅療養をしても熱は変わらず体もだるいのが抜けません。また、食べ物によっては下血や下痢をしてしまいます。これらの症状は潰瘍性大腸炎のものだと割り切って付き合っていくしかないのでしょうか?または他に効果的な治療法や治療薬はありますか?
(みなみさん 潰瘍性大腸炎歴1年未満)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

まず、おなかの調子が良くなったとすれば潰瘍性大腸炎からの発熱は考えづらいですが、下血と下痢があり、症状が残存しているので潰瘍性大腸炎の病状が本当に安定しているのかは不明です。推測ですが、潰瘍性大腸炎がコントロールできていない可能性があります。プレドニンと免疫抑制剤の使用で、何らかの感染症になってしまった可能性も考えられます。全身のCT検査、血液検査を主治医の先生にお願いしてください。

もう一つは、リアルダかペンタサ顆粒が体に合わない「5-ASA不耐」が考えられます。これについては主治医の先生と、休薬とアレルギー検査(DLST)について相談してください。多くの選択肢がある潰瘍性大腸炎の治療は、基本治療である5-ASA製剤、プレドニン治療以外も多数の選択肢があります。安全性が高く効果的な顆粒球除去療法、カログラ、エンタイビオ、ジセレカ(妊娠の可能性のある女性には禁忌)を主治医の先生に相談し、ご検討ください。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

三枝先生のIBD診療時間
月曜日:9:00~12:30
水曜日:9:00~12:30、14:00~18:00
土曜日:16:00~18:00
お問い合わせ:03-5653-3500(代表)

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