生物学的製剤のアレルギー?おなかの調子は良いので、できれば薬は変えたくないです

医師と患者のお悩み相談2025/6/9

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2か月前よりシンポニーでの治療を開始しているのですが、2週間前ぐらいから全身にじんましんが出るようになりました。次の通院までまだ日にちがあるので市販のじんましんの薬を飲んでいます。この場合、やはりシンポニーは継続不可なのでしょうか?それともじんましんの薬を飲みながらでもシンポニーを継続した方が良いのでしょうか?ちなみにシンポニーに変更してからおなかの調子は抜群にいいです。なので、変えたくないなぁというのが本音です。
(ばぶおさん 潰瘍性大腸炎歴3年)

三枝先生

IBDに詳しい
三枝先生からの回答

シンポニーで潰瘍性大腸炎のコントロールは良いが、おそらくシンポニーによる副作用(副反応と言われます)が出ているようですね。変えたくない気持ちもわかりますが、潰瘍性大腸炎は良くてもじんましんが出るのはあまり良くないですね。じんましんはおそらく、シンポニーのアレルギーと考えます。今すぐ中止して、主治医、または皮膚科専門医への受診を推奨します。アレルギーによるじんましんであれば、シンポニーを繰り返し投与することで、皮膚症状は悪化していく可能性があります。シンポニーで治療がうまくいっているようであれば、同じ系統の薬であるヒュミラ、レミケード(抗TNF-α製剤)があるので、主治医の先生に相談し、薬剤変更の検討をお願いします。

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三枝陽一先生
深川ギャザリアクリニック 副院長
三枝陽一先生
2001年 北里大学医学部卒業。北里大学病院 内科研修医
2003年 大和市立病院出向 内科後期研修医
2004年 北里大学東病院 消化器内科後期研修医、北里大学院入学
2008年 北里大学院卒業、学位取得。相模野病院出向
2018年 相模野病院 消化器センター部長
2018年 相模原保健所 疾病対策課
2025年 深川ギャザリアクリニック 副院長

<学会資格>
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
難病指定医

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